コラム

海と山に囲まれた自然豊かな環境でありながら、都心へのアクセスも良好な鴨川市は、多くの移住者に選ばれています。
本記事では、千葉県鴨川市への移住を検討している方に向けて、移住の魅力やメリット、知っておくべき注意点について詳しく解説します。

鴨川市は千葉県南東部に位置し、都心から車で約90分の距離にあります。自然環境の豊かさと都市機能の充実度を兼ね備えた、バランスの良いまちです。

鴨川市の大きな特徴は、医療・福祉環境が非常に充実していることです。千葉県内で一番大きな病院である亀田総合病院をはじめ、高度医療機能を有する医療機関が多数立地しています。人口に対する病床数は県内でも高い水準を誇り、小さなお子さんを持つファミリー世帯や高齢者の方にとって安心できる環境が整っています。

房総半島の南東部に位置する鴨川市は、太平洋に面した美しい海岸線と、「日本の棚田百選」に選定された大山千枚田などの山間部を有しています。「日本の渚百選」に選ばれた前原・横渚海岸では、海岸線に植えられたヤシの木が南国ムードを演出し、一年を通じて多くの観光客が訪れます。

黒潮の影響により、鴨川市は年間平均気温が16.1℃と非常に温暖な気候に恵まれています。冬でも比較的暖かく、雪が降ることはほとんどありません。年間を通じて過ごしやすい気候のため、アウトドア活動や農業にも適した環境です。

鴨川市への移住には多くのメリットがあります。自然環境を活かしたアクティビティから子育て支援まで、移住者にとって魅力的な要素が数多く揃っています。

鴨川市といえば「鴨川シーワールド」が有名ですが、魅力はそれだけではありません。

海のアクティビティ

• サーフィン（日本近代サーフィン発祥の地）
• 釣り（太海フラワー磯釣りセンターなど）
• 海水浴
• マリンスポーツ各種

山のアクティビティ

• キャンプ（オーシャンビューや温泉付きなど様々なタイプ）
• ハイキング（清澄山など）
• 農業体験

歴史・文化スポット

• 誕生寺（日蓮聖人ゆかり）
• 清澄寺
• 仁右衛門島

鴨川市は子育て世代にとって魅力的な環境を提供しています。

教育施設

• 認定こども園：公立6園、私立1園
• 小学校：7校（うち1校は小中一貫校）
• 中学校：3校（うち1校は小中一貫校）
• 高等学校：県立1校、私立1校
• 大学：私立2校

自然豊かな環境の中でのびのびと子どもを育てることができ、充実した医療環境も安心材料です。

鴨川市の立地の良さは、二拠点居住やテレワークとの相性の良さにあります。

都心アクセス方法

• 車：約90分
• 電車：約2時間（乗り換えなし）
• 高速バス：約2時間20分

移動手段の選択肢が多く、その日の気分や予定に合わせて交通手段を変えることで、出社も楽しくなりそうです。

鴨川市では様々な移住支援制度を用意しています。

移住就業支援金

• 東京23区から移住した場合：世帯100万円、単身60万円
• 就業または起業が条件

住宅支援

• 空き家バンク制度
• 住宅取得奨励金
• 木造住宅耐震診断費補助

コミュニティ支援

• 鴨川暮らしセミナー（かもくらセミナー）：月1回開催
• 各種体験プログラム
• 先輩移住者との交流機会

鴨川市では新鮮な海の幸、山の幸を存分に味わうことができます。

特産品・グルメ

• おらが丼（ご当地グルメ）
• 鯛せんべい
• 鴨川エナジー
• 新鮮な海産物
• 地元野菜

里のMUJIみんなみの里では、約15種類の体験メニューが用意されており、地元の食文化を体験することができます。

移住を成功させるためには、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。事前に課題を把握し、対策を考えることで安心して移住できます。

先輩移住者の声として「車の運転に慣れるのに時間がかかる」という意見があります。駅周辺であれば車がなくても生活は可能ですが、自然豊かな海や山エリアでは車が主要な移動手段となります。

対策方法

• 移住前に運転練習をしておく
• まずは駅周辺エリアで賃貸物件を探す
• コミュニティで車に関する情報を収集する

都会暮らしが長い方にとっては物足りなさを感じる場合があります。大型ショッピングモールや専門店の数は限られており、「コンビニが遠い」という声もあります。

メリットとして捉える視点

• 暮らしのすぐそばに自然がある
• 地域のお店との距離が近い
• シンプルな生活が送れる

地方移住では地域コミュニティとの関わりが重要になります。一方で、鴨川市は移住者を積極的に受け入れる環境が整っており、多くのコミュニティ活動があります。

主なコミュニティ

• 一般社団法人鴨川市農林業体験交流協会
• NPO法人大山千枚田保存会
• 農事組合法人鴨川自然王国

移住を検討する際に気になるのが住まいの費用です。鴨川市の不動産相場について、新築・中古・賃貸それぞれの価格帯や特徴をご紹介します。

鴨川エリアの新築別荘や土地価格は、立地と規模によって大きく変わります。

新築別荘では、理想の間取りや設備を実現できる魅力があります。一方で、土地選定から建築まで時間を要するデメリットも存在します。注文住宅の場合、予想以上に費用がかかる場合もあるため、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

中古別荘は築年数や立地によって価格に大きな差が生まれるのが特徴です。

中古物件を購入する際は、建物の状態や設備の老朽化を十分にチェックしましょう。特に海沿い物件は塩害の影響を受けやすく、外壁や屋根の状態を慎重に確認する必要があります。

近年、中古別荘をリフォームして活用するスタイルが注目を集めています。購入価格を抑えた分をリノベーション費用に充てることで、新築に近い快適性を実現できるからです。キッチンやバスルームの設備更新、断熱性能の向上など、現代のライフスタイルに合わせた改修を行う方が増えています。

移住の第一歩として賃貸住宅から始める方法もあります。

賃貸物件は、移住前にエリアの生活環境を確認したい方や、初期費用を抑えて移住をスタートしたい方に向いています。地域の商業施設や交通アクセス、近隣コミュニティの雰囲気を実際に体験してから、購入を検討できる安心感があります。

敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用は発生しますが、購入と比較すると大幅にコストを削減できます。ただし、長期間の居住を考えている場合は、購入した方が経済的になる可能性も考慮しておきましょう。

実際に鴨川市に移住した方々の体験談をご紹介します。それぞれ異なる背景や目的を持つ移住者の声から、鴨川市での暮らしの魅力を感じていただけるでしょう。

横浜市で飲食店を経営していたご夫婦は、大山千枚田の美しい景観に魅力を感じて2013年に移住しました。東日本大震災をきっかけに「やりたいことは後回しにしない」と決断し、理想の田舎暮らしを実現。現在は里山でカフェを経営しながら、早寝早起きの健康的な生活を送っています。ご近所の方々の温かい理解と協力により、仕事よりも生活に重きを置いた理想的なライフスタイルを手に入れることができました。

出典：鴨川市公式ホームページ

東京で会社員として働く方は、50歳を超えてから地方移住を決意しました。まずは駅近のアパートを借りて鴨川市民となり、東京との二拠点生活をスタート。高速バスを利用した片道3時間弱の通勤は大変ながらも、健康的な生活に変化しました。鴨川暮らしセミナーに参加して人脈を築き、みかん栽培の修行を通じて地域との繋がりを深めています。台風被害の際も移住者仲間の支えがあり、「この地で長く住む」という覚悟を新たにしました。

出典：鴨川市公式ホームページ

三重県出身でプロ野球球団の企画広報を担当していた方は、幼い頃からの海辺への憧れを実現するため鴨川市に移住しました。太海の海を目の前にした瞬間に「ここに住みたい」と直感し、廃墟になっていた空き家をセルフリノベーションして海辺の秘密基地を完成させました。移住後は収入は2/3程度になったものの、家賃0円で支出も大幅減。現在はカフェやシェアハウスを経営し、多くの仲間が集まる場所作りに取り組んでいます。

出典：鴨川市公式ホームページ

鴨川市への移住で住まいをお探しなら、地域密着型の西川建設株式会社にお任せください。「家族のつもりで家造り」をモットーに、新築・注文住宅・リフォームまでワンストップで対応します。見積もりのみでもOK、即対応でお待たせしません。

お問い合わせはこちら
西川建設株式会社
〒299-5504 鴨川市浜荻1302番地
TEL: 04-7094-4932